エジプト2日目 ルクソール西岸 ハトシェプスト葬祭殿①

王家の墓を見た後に向かった先は、同じく、ルクソール西岸ハトシェプスト葬祭殿へ


a0124689_153135.jpg

 
エジプトで初めての女王、ハトシェプストがアメン神、父トトメス1世、
そして自分自身の為に造営した葬祭殿です

 

※アメン神 中王国時代のテーベの市神。その後、古王国時代からの最高神ラーと合体し、国家最高の地位となった。

 

褐色の切り立った崖を背景に神殿は建立されており、
神殿は石灰石で造られ、背後の岩場を削り取り、建物の主構造としています
 

紀元前1490年の建物とは思えないほど、とても見事な葬祭殿
3階建てで、各階に広いテラスがあり斜路で繋がっています

 

新王国時代最高の建築ともいわれ、
『ジェセル・ジェセルー』(崇高なものの中の崇高)と当時呼ばれたそうです

 

後の時代には、コプトの教会(エジプトのキリスト教の1派)として利用されました

a0124689_1535229.jpg

この神殿には、様々な壁画がかかれています。

その中には、遠征の出発、神秘的な地への到着、
 ハトシェプストへの伝説の国パントの贈物を持つ船の積荷と
帰国の旅の為の準備などが描かれています
この遠征は、神の儀式に必要な神木と香を持ち帰るための、平和的遠征であったそうです

 

この写真の木は、プントの遠征によって持って帰ってきたもので、
ハトシェプスト自身が植えたものということです

 

a0124689_1561358.jpg

神殿の入り口、2階に続くなだらかなスロープも前にあったホルス神

※ホルス神 ハヤブサの姿をしている天空の神。
現世の王はホルス神の化身と考えられていた

 

 

アヌビス神殿

2階テラスの向かって右端 


a0124689_158132.jpg

アヌビスは山犬(ジャッカル)または山犬の頭を持つ男性で、
死後の世界の神、ミイラ作りの神でもあります。

 

山犬は墓を荒らしてしまったので、困った古代エジプト人は、
山犬を神様にすれば墓を守り荒らすことはないと考え、山犬を墓の守り神としたそうです。

 

このアヌビス神礼拝所では天井があるため、日が直接射さない為でしょうか、
色鮮やかな、アヌビス神の座像や立像、他の神々の壁画を見ることができました 

a0124689_15937.jpg

左 アヌビス神の坐像

右 捧げ物を前にするアメン神

a0124689_1594584.jpg

天井は青で、黄色の星がびっしり!
トトメス3世がホルス神にワインを捧げています


第2列柱室

a0124689_231897.jpg

ハトシェプストはトトメス1世と正妻の間に生まれた娘で、トトメス2世と結婚し正妻となったが
子供には恵まれないまま、トトメス2世がなくなってしまいました。。。

 

その後、トトメス2世と側室の間に生まれていた子供がトトメス3世として即位しました
トトメス3世は6歳とまだ幼かった為、ハトシェプトは摂政として、権力をふるい、
やがては、トトメス3世から実権を奪い、22年間もファラオであり続けました

 

幼くしてハトシェプストに退けられ、後に王位についたトトメス3世は、
相当彼女を憎んでいたのでしょう…
ハトシェプストの像や名前を削り取らせました、神殿のところどころで、トトメス3世によって
削られた跡が残っていました…

 



 

神殿の周囲の風景

a0124689_242153.jpg

写真は神殿の破壊の跡だと思われます

神殿は同じようなものが3つあったそうです。
そのうち2つはトトメス3世によって破壊されたので、残っているのは現在1つのみなのだそうです


 


ハトシェプスト葬祭殿②

[PR]
by mika14march | 2009-01-18 07:33 | *エジプト | Trackback
トラックバックURL : http://mika314.exblog.jp/tb/8523321
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< エジプト2日目 ルクソール西岸... プランター >>